ウオーキング

僕は、仕事の関係上体力作りには少々気を使っている。おじさんの域に達してしまった私としては、御多分にもれずお腹のあちこちに余分な物が付き始た。そこで始めたのがウオーキング。若くないので無理は出来ない、調子に乗ってトレーニングすると後が大変だ、あちこち筋肉痛で3日坊主になってしまう。そこで、今流行りのウオーキングを始めたわけです、かれこれもう7、8年になる。兎に角歩くのは簡単でいいが、ついつい走り出してしまう、どうも歩くのはかったるくていけない、そこを我慢して歩くのが効果があって良いそうだ。近年、高齢化のためかやたら健康番組が多い、NHKの8時30分からの、「生活ほっと」や、お昼の「おもいっきりテレビ」など数え上げたら切りがない。何故か健康番組を見ていると、健康になった様な気分になるのは私だけでしょうか。ついつい健康番組があると見入ってしまう、かえって運動不足になってしまったりしちゃうわけです。そうだ健康番組を観てる暇があったら歩こう、こうして私のウオーキングは、ある日突然に始まる。最初のころは万歩計も無いので1000歩、歩いたら指を一本曲げる、すると両手で一万歩だ。毎日指折り数えながらのウオーキングが続く、しばらくして万歩計を買い腰に付けても、何故か指折り数えながら歩いている、変な習性が身に付いてしまった。ところで朝起きて直ぐコップで水をのむと便秘に良いと言う事を小耳に挟み、散歩の前にコップで2杯冷たい水を飲み散歩に出かけた。30分も歩いているとなんだかお腹の具合がおかしい、でも一万歩が頭の中にあり馬車馬のように歩き続ける…、急激に襲い掛かる便意、すぐさま家に引き返す。猛烈に襲い掛かる便意。両手に握り拳を作り、お尻をキュッと締め、顎を引いて目線は一点を見つめる、ただひたすら我が家を目指す、寄せては返す、波のように催してくる便意、背筋もピンと伸ばし慎重に足を運ぶ。もう少しで我が家だ。少しでも気を緩めたら一巻のお終い。「亀田さん!」、突然僕の名前を呼ぶ声がする、犬の散歩で知り合ったおばさんだ「あら、シロたんは?」とか「おひとり?、たまには気楽でいいわよね〜!、ところで家のワンちゃんねフィラリヤになっちゃって…」と話が続く、私はいきなり携帯電話を取り出し「はい、亀田です、あ!ハイ!ハイ!エ!…、」後はお互い目線で挨拶しその場を別れる。我が家を目指す、後100メートル、歩きながらトレーナーの紐を解き、解き、あれ!あれ!あれ!、紐が?紐が?絡んでしまった。何と言う事だ、玄関の前で必死になって紐を解きドアを開け中に入る。「お帰りなさい」と呼び掛ける声にも、もはや返事も出来ない。トイレまで後5メートル。ここで取り乱したらお終いだ慎重に靴を脱ぎ、お能の摺り足で、そっと何ごとも無かったかのようにトイレに入る。…致福の一時!!

犬のさんぽ

我が家には、シロという雑種の中型犬がいる。朝夕の散歩が大変だ。何しろ1時間なんて平気で歩き回る。まるで臭いの研究家のように、無差別にあちこちと引っ張り回される。体調の良い時はそれなりに付き合えるが、疲れている時などは夢遊者のように引っ張り回される。
ふと思う…、どっちが飼われているのか考えてしまう。どうしても犬に飼われているようで仕方ない。毎日の食事の世話、糞の後始末、月一度のシャンプー、頭を撫でてやったり、各種の予防注射などなど、遊んでやってるつもりでも、遊ばれている。雌犬など近くを通ったものなら、こちらは全く無視されてしまう。それなのに朝夕の散歩は欠かせない。
そんなある日、子づれのシャムネコに出くわす。3m位までに近付いた時、急に母ネコが2本足で立ち上がり、我が家のシロ君に襲い掛かって来るではありませんか! あまり突然の事で、2人とも…、いや飼い主と犬は、どう対処していいか分からず立ちすくんでいると、我が家のシロ君はアッと言う間にネコパンチを2、3発もらい、血を垂らしながら一目散に主人をおいて逃げ去るではありませんか。ふと我に帰ると、今度は自分がやられると思い、思わず身構えると、シャムネコは何食わぬ顔をして去って行った。
それ以来、我が家のシロ君は、ネコの鳴き真似をすると身体を丸めてそそくさと歩きだすので、あちこち無差別に引っ張り回される時はネコの鳴き真似をする事にしている。
今では犬を連れてニャーニャー言いながら散歩している始末なのだ。




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どん亀座
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